「鹿角市に新拠点誕生 次世代型ハイブリッド養殖事業始動」の土地確保
- hybridplantinvestm
- 2025年9月8日
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更新日:2025年10月21日
株式会社アルブレイトジャパンはこのほど、「養殖家 第一人者 藤原和照氏」と提携し、秋田県鹿角市十和田大湯字大平に2405平米の土地を取得しました。同社が推進する「ハイブリッドプラント陸上養殖事業」の一環であり、「平山式陸上養殖システム」を導入した300槽の養殖設備を設置する計画です。事業は、革新的な酸化マグネシウム製造技術と養殖システムを融合させた世界初の統合型プラントとしてスタートします。

本事業の最大の特徴は、環境負荷を最小化しつつ、安定した国産サーモン供給を可能にする点です。平山式陸上養殖システムは閉鎖循環型であり、微生物の働きによって排泄物や餌の残渣を完全分解します。これにより、自然環境への排出ゼロを実現するほか、災害や海洋汚染から隔離された安定的な養殖環境を確保できます。また、平山式の陸上養殖方法により、サーモンの成長促進や免疫力向上、肉質改善が期待されています。

ハイブリッドプラントは、酸化マグネシウム製造過程で生成される水素ガスをクリーンエネルギーとして活用するなど、副産物を最大限に有効利用する点も大きな特徴です。単なる水産業にとどまらず、水耕農業、畜産、バイオマス発電といった関連分野との統合も視野に入れた「第1次産業から第6次産業」までを包括するビジネスモデルを構築しており、地域経済への波及効果が期待されます。
日本のサーモン市場は年間32〜33万トン規模に達していますが、その約80%を輸入に依存している現状があります。ノルウェーやチリが主要供給国ですが、近年は国際情勢や物流の混乱により安定供給が課題となっています。さらに、輸入サーモンには薬品使用や病気リスクといった品質上の懸念もあります。そのため「安心・安全で新鮮な国産サーモン」への需要は年々高まりつつあり、鹿角市の新拠点が果たす役割に期待しています。

計画によれば、300槽をフル稼働させることで年間約225トンのサーモンを生産する見込みです。フィレ加工後の販売価格を5,000円/kgと想定した場合、年間売上は約11.25億円に達します。さらに、十和田湖周辺の環境スポットの魅力と合わせて、スモークサーモンやサーモンフライといった加工食品事業、直営レストラン、観光・宿泊事業、IT/IoTを活用したコンサルティングなど多角的な事業展開も視野に入れ、総合的な収益基盤を確立していく方針です。
社会的貢献の意義も大きく、雇用面では、10拠点展開時に直接雇用200名(うち障害者雇用30名)、関連産業で500名規模の雇用創出が見込まれます。また、SDGsの9項目(飢餓撲滅、クリーンエネルギー、働きがいと経済成長、海洋保護など)に寄与し、地域社会に根ざした事業展開を目指す。地域経済効果は年間30億円規模に達すると試算されています。
同社は今後、鹿角市での拠点整備を皮切りに、全国10拠点体制の構築を進める計画である。5年後には全拠点稼働を完了させ、第6次産業統合モデルの完成を目指すとともに、海外展開も視野に入れています。鹿角市の新拠点は、日本の水産業再生と地方創生を象徴する拠点として、全国から注目を集めることになりそうです。
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